ジョグジャカルタには、ムラピ山という活火山がある。2010年に大きな噴火があり、多くの死者が出たことで有名だ。
だが、ムラピ山というのは、ジョグジャカルタを象徴するものであり、信仰の対象でもある。私がはじめてジョグジャに来た時、飛行機からムラピ山を見て、あ、天国に来たんだと思ったことを思い出す。
リマ=5、グヌン=山。リマグヌンというのは5つの山という意味だ。
ムラピ山の近辺には5つの山がある。Merapi,Merbabu,Andong,Sumbing, Menorehの5つ。
この山々にある集落では、様々な民間芸能が沢山あるのだが、昔は交流がなかったそうだ。それを年に1回集まって、フェスティバルを開こうということになった、それがフェスティバルリマグヌンだ。

2016年にも一度伺ったが、毎年違う村で開催するので、会場は別である。2019年の今年はDusun Tutup Ngisorという場所で行った。踊り、音楽、劇のようなもの、トランス状態に陥るもの・・・パフォーマンスならなんでもござれだ。以下のリンクから、Facebookページに飛べるので、もし興味のある方はたくさんの写真を見てみてほしい。



ここ、ジョグジャカルタでは、ワヤンという人形を用いた影絵芝居が有名である。一番有名なものは、ワヤン・クリット(クリット=皮。牛革でできた人形を用いる)だが、人が行うワヤン・オランもあるのはご存じだろうか。
今年の開催地の Dusun Tutup Ngisor は、そのワヤン・オランで有名なのだそうだ。
そのことについては次回の記事で書きたいと思う。
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