BintaroDesignDistrict ジャカルタの建築/デザインのイベント

去年BintaroDesignDistrictというイベントがジャカルタで行われた。2018年の10月11-20日の一週間のイベントだった。andramatin さん、danny wicaksonoさん(Sutudio Dasar, Jong Arsitek!)、 Budi pradono さん、Herman Tanzilさんの4人がキュレーターを務めるが、第一線の建築家達である。
多分、せっかく皆Bintaroに住んでいるんだから、何かイベントやろうよ!みたいな感じでやってみた、みたいな感じだった。

単年のイベントの予定だったのだが、来訪者がかなり多く、チケット代わりのパンフレットがかなりの数売れたそうだ。じゃあ続けて来年もやろう!と閉会式の時に決まっていた。
今年2019年は11月末からはじまるそうだ。時期が近くなってることもあり、去年のイベントについて少し書いてみたいと思う。

以前Budiさんについては建物も紹介しました。

Review_Dancing Mountain House インドネシア建築

Bintaroってどこ?

Bintaroというのは、ジャカルタ郊外にある住宅地の名前である。南ジャカルタだが、南タンゲランにも近い、という感じだ。
1979年からPT. Jaya Real Propertyによって新興住宅地として開発されたエリアだ。ビンタロも広いので、少しエリアは異なるようだが、ジャカルタ日本人学校があるので、ジャカルタ在住の方々にもなじみの地区かもしれない。
ガーデンシティ(田園都市)のコンセプトで作られた街だそうなので、少しリッチなエリアというイメージだろうか。東京でいう田園調布的な?(ジャカルタ在住の方の補足が欲しい・・!)

そのBintaroには、多くの建築家やインテリアデザイナー、プロダクト/グラフィックデザイナーが沢山住んでいるのだ。
何故この街に集まっているのかは、あまり明確な答えは得られなかったので、 だんだんと自然発生的に集まってきたのだろうと推察する。

地図を見ると、本当にたくさんのオフィスがある。様々なオフィスや広場が会場となり、それらを巡っていく形のイベントだ。 小さい冊子を50rbでゲットすれば、それがパンフレットになっており、住所や開催時間が全てわかるようになっている。 また、冊子はスタンプラリーにもなっており、全て網羅すると何かがもらえるとかそんな話だったと思う。

イベントの種類は、1×1 EXHIBITION、Private EXHIBITION、INSTALLATION、OPEN STUDIO、TALK SHOWとその他という感じだ。各場所場所で開催日時が決まっていて、時間を調べていかなければいかないので、在住者以外には少しハードルが高いかもしれない。

だが、普段は入れない建築家のオフィスや、住宅作品に入れるチャンスなので、見逃してはいけない。
アンドラマーティンのAMハウスなんて、私は2度ほど訪れたことがあるが、最高に素晴らしい家である。

AMハウス

去年の目玉だったのはStudio Airputihだ。新しくできたオフィス(めちゃくちゃ巨大だ)なのだが、彼らは建築とインテリアのコンサルタント。レンガでできた巨大な壁と中庭が魅力的だった。(この時カメラが盗まれたばかりで、携帯の写真しかないのが残念だ。)

同時開催で、私の先輩でもある藤村龍至さんが参加するレクチャーも行われた。これは、ANABATA SERIESという建築レクチャーのシリーズがマネージメントをしていた。(ANABATA SERIESは過去に貝島先生、五十嵐淳さん、石上純也さんなどを招待しインドネシア建築家との合同レクチャーを開いたり、日本側との合同イベントで伊東豊雄さんもレクチャーしたことのある団体だ)

わたしは結局2日しか参加できなかったので、あまりいろいろと見ることができなかったが、今年もまた行きたいと思っている。先日Budiさんに会ったときに聞いたら、今年のはとても面白いことを仕掛けようとしてそうだった!
是非訪れてほしいイベントの一つです。詳細はInstagramで更新されます。

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